バイナンスでは「現物」と「先物」の2つの取引入口があります。どちらも暗号資産の売買のように見えますが、本質的には大きな違いがあります。違いを理解してこそ、自分に合った方式を選べます。
最も核心的な違い
現物取引:実際のお金で実際の暗号資産を購入します。1 BTCを購入すれば、ウォレットに本当に1 BTCがあり、自分のウォレットに送金することも他人に送ることもできます。
先物取引:取引するのは先物契約(金融デリバティブ)であり、暗号資産そのものではありません。BTCを実際に保有するのではなく、BTCの価格動向に賭けています。
バイナンス公式サイトにログイン後、両方の取引入口がナビゲーションバーにあります。スマートフォンユーザーはAPKをダウンロード後、下部メニューで切り替えられます。
詳細比較
| 特性 | 現物取引 | 先物取引 |
|---|---|---|
| 実物保有 | はい | いいえ |
| レバレッジ | なし(1倍) | 1〜125倍 |
| 空売り | 非対応 | 対応 |
| ロスカットリスク | なし | あり |
| 資金調達料 | なし | あり |
| 向いている人 | 長期投資家 | 短期トレーダー |
レバレッジ:利益も損失も拡大
現物取引にはレバレッジがなく、投入額がそのまま取引額です。先物取引ではレバレッジを使用でき、最大125倍に達します。
具体例:1,000 USDTで10倍レバレッジをかけてBTCをロング(買い)する場合、10,000 USDT分のBTCポジションを持つことになります。BTCが10%上昇すれば1,000 USDT(100%の利益)を得ます。しかし10%下落すれば1,000 USDT失います(元本ゼロ)。
空売り:下落でも利益を得られる
現物は「安く買って高く売る」しかできず、価格が下がれば損失です。先物取引は空売りに対応しており、先に契約を売り、価格が下がったら買い戻して差額から利益を得ます。これにより下落相場でも利益を出すチャンスがあります。
ロスカット:先物特有のリスク
現物取引では、BTCが90%下落してもまだBTCを保有しており、回復のチャンスがあります。しかし先物取引では、損失が一定の割合に達するとシステムが強制的にポジションを清算(ロスカット)し、証拠金を失います。
資金調達料
永久先物には「資金調達料」のメカニズムがあり、8時間ごとに精算されます。ロングポジションがショートポジションに手数料を支払う場合もあれば、その逆もあります。これは先物のポジション維持コストの一つです。
初心者はどちらを選ぶべき?
初心者なら、まず現物取引から始めることを強くお勧めします。現物取引はリスクがコントロール可能で、ロスカットもなく、ゆっくりと市場のリズムを学ぶのに適しています。市場について十分な理解が得られてから、先物取引を試すかどうか検討しましょう。
先物取引は素早い利益の可能性がある一方で、素早く全損する可能性もあります。統計によると、先物トレーダーの大多数は最終的に損失を出しています。先物を「早く金持ちになる」ツールとして考えないでください。